5月26日にインテ大阪で開催されたCOMIC CITY 大阪126に参加してきました。
サークルスペースに足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました!今回は「海がきこえる」というジブリのアニメ作品で参加したのですが、今年は海きこ30周年の記念の年らしく、そんな年に同人誌が出せたことが嬉しいです。
先日までBOOTHで新刊を頒布していたのですが、本の値段に対して送料が割高になるのという理由からとらのあな委託に変更させて頂きました。
委託ページは下記のURLからどうぞ。
『波音と鼓動』A5サイズ/18P/成人向https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040031156976
閉じる前にBOOTHでご購入してくださった皆様、ありがとうございます。私が心を込めて発送させて頂きました。気に入って頂けたら幸いです。
イベントと通販で手書きの無配ペーパーを付けさせて頂いたのですが、読んで下さった方は筆跡が2種類あったことに気づかれたでしょうか?
実は今回の新刊は私と友人の2人の合作になっておりまして、それで2人分の筆跡があるわけです。何故合作したのかというと、いつも汁だく脂マシマシのエロばかり描いているので、ボーイズラブに精通している友人に軌道修正して貰ったのです。
海きこを見終わって、土佐弁だし同人誌作ろうかなぁ…どうしようかなぁ…と悩んでいたところ、友人が「松野くん負けヒロインみたいな扱いで可哀想…」と松野くん推しになった友人と作品の感想を語り合い、じゃあ松野くん勝ちヒロインルートを描こうとなり、同人誌の制作に至りました。
軌道修正してもらった箇所
B5サイズで作る←大きすぎて本棚に置きずらい、主流のA5にすべき
後ろから太ももコキで攻めが射精←受けを女性の代わりの様に描くのはNG
攻めの方が射精回数が多い←受けの射精回数が多いほうが読み手は嬉しい
元作品が小説なのでモノローグ多め←読みづらい、最低限の文字数に
などなど、鋭い指摘を沢山して貰いました。箇条書きした以外にも、この場面の表情はどうするか眼鏡は取るか取らないかなど書き切れない細かい箇所も修正して貰いました。
自分ひとりでは今回のような爽やかな話は描けなかったと思います。友人には感謝してもしきれません。
1994年の作品なんですが、杜埼の声優が飛田展男さん、松野くんの声優が関俊彦さんというのがメロいなぁ…と思いました。口当たりがネオロマシリーズなんですよ…この作品…
原作はコバルト四天王(コバルト文庫→少女向け小説を多く取り扱うレーベル)こと氷室冴子さんによる青春小説なのですが、この時期特有の煌めきとか爽やかさとか未熟さの書き方がお上手で、読了後には杜埼も松野くんも里伽子もこの若さが良いなぁ…と改めて思いました。
Xで海きこの感想を検索していて、「里伽子があまり好きではない、良さがわからない」という意見が多いことがとても引っかかりました。私は里伽子が好きです。東京から高知という閉鎖された空間に連れてこられた里伽子の気持ちはひしひしと画面から伝わってきました。
里伽子の気持ちが分からないという方には是非、柏原兵三先生の「長い道」を読んでみて欲しいです。この作品は東京から田舎に学童疎開した主人公が主役で、まさに里伽子側の視点で物語は進みます。
同人誌には里伽子はこの場面↓しか登場しませんが、絶対に可愛く描いてあげたいと思い、自分の今出せる全力で描きました。
また、少女小説である原作をリスペクトさせて頂き、トーンの使い方も少女漫画を意識したものにしました。初めて使う場面効果が多くとても勉強になりました。
今回、土佐弁の添削を高知の印刷所「西村謄写堂」様に頂きました。以前から使ってみたいと思っていた印刷所様でしたので、念願叶い最高の気分です。
少し長くなってきたのでここで終了します。
続き…と言う程ではないのですが、同人誌作成中にnoteに感想をまとめたのでよければこちらをどうぞ。インテ大阪と新刊の話はここで終わります。
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